インプラント治療
インプラント治療

インプラント治療とは、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。
歯を失ってしまったとき、入れ歯やブリッジで補うのが一般的でしたが、近年は「インプラント」という治療法が広まっています。見た目も自然で、まるで自分の歯のような噛み心地が得られるのが特徴です。
当院では、歯科用CTや精密なガイド製作に加え、再生医療「PRGF(ピーアールジーエフ)」を活用した治療も導入しています。「本当にインプラントが必要かどうか」を見極めながら、患者さんにとって最適な治療をご提案しています。
一つでも当てはまる方には、インプラントという選択肢が考えられます。
安全かつ確実なインプラント治療を行うためには、いくつかの条件を満たしている必要があります。主に次のような点が重要です。
インプラントは、チタン製の人工歯根を顎の骨にしっかり固定する治療です。そのため、土台となる骨の厚みや高さ、密度が十分にあることが基本条件となります。
もし骨の量が不足している場合でも、当院では再生治療を組み合わせることで、インプラント治療が可能になるケースもあります。
インプラントは外科的な処置を伴うため、心身ともに健康であることが求められます。特に、糖尿病・心疾患などの持病がある方は、事前に医科との連携が必要です。
また、顎の骨が成長途中にある10代の方は、インプラントには適していません。一般的には、女性で18歳以上、男性で20歳以上を目安としています。
インプラントは、天然の歯と同じように毎日の歯磨きを丁寧に行うこと、そして歯科医院での定期的なメンテナンスを続けていく意識が必要です。
インプラントは3つのパーツで構成されています。
インプラント体(人工歯根)
チタン製で顎の骨に埋め込む部分です
アバットメント
人工歯根と上部構造をつなぐ部分です
上部構造(人工歯)
見た目の歯にあたる部分で、セラミックなどで作られます
顎の骨に固定されるため、食事のたびにズレることがありません。
従来の治療のように、隣の歯に金具をかけたり健康な歯を削ったりする必要がありません。
歯ぐきから歯が自然に生えているような仕上がりになります。
定期的なメンテナンスを受けることで、10年以上使い続けられる方も多くいらっしゃいます。
手術が必要なため、体調や持病によってはできない場合があります。
保険適用外のため費用が高額になることがあります。
治療期間は個人差がありますが約数カ月から半年程度です。
治療後も毎日のケアと歯科医院でのメンテナンスが欠かせません。
インプラント治療は、技術や経験によって結果が大きく変わる繊細な治療です。
当院では、DGZI(国際口腔インプラント学会)に所属し、「Authority of Implantology」「Clinical Oral Implantology」という専門資格を有する院長が、インプラント治療を担当します。
インプラントは確かに優れた治療法ですが、すべてのケースに必要とは限りません。
当院では、他の治療法を含めた包括的な視点から、患者さんにとって本当にインプラントがベストかどうかを見極めたうえでご提案します。
治療の成功には、インプラントが顎の骨としっかり結合することが大切です。
当院では、再生医療「PRGF」をインプラント治療に導入しています。患者さんの血液から成長因子を抽出し、治療部位に応用することで、骨や歯ぐきの治癒を早め、術後の腫れや痛みも抑えます。
インプラント治療では、人工の歯をどれだけ自然に、そしてしっかり噛めるように仕上げられるかが大切です。
当院では「セレック」という機械を使って、歯の型取りから設計・製作までを院内で行っています。セレックでは、専用のカメラでお口の中をスキャンし、そのデータをもとに、一人ひとりの噛み合わせや形を精密に設計します。外部に依頼することなく院内で仕上げられるため、通常2週間ほどかかる工程が、最短1日で完了するケースもあります。
また、外部を通さないことで費用を抑えられるのもメリットのひとつです。
手術の前には、殺菌力の高い「エピオスウォーター」で口内をクリーニング。これにより、細菌の数を減らし、治療中のトラブルを予防しています。さらにエピオスウォーターは、術後の炎症や痛みを軽減する効果もあり、治癒を助ける強い味方です。
インプラントの成功は、どの位置・どの深さに埋入するかで決まるといっても過言ではありません。
当院では、歯科用CTによる3Dデータをもとに、埋入位置を逆算した専用ガイドを院内で製作。治療経験豊富な院長が自ら設計・介入することで、患者さん一人ひとりに合わせた精密な治療を実現しています。
問診・診察
お口の状態を詳しく確認し、歯科用CTを用いて骨の状態をチェックします。
術前クリーニング
エピオスウォーターを使用して、手術前に徹底した口腔内のクリーニングを実施します。
インプラント手術(1回法/2回法)
患者さんの状態に応じて、最適な方法を選択。局所麻酔で処置を行います。
必要に応じてPRGF再生療法も併用し、治癒促進と痛みの軽減に努めます。
人工歯の装着
骨との結合を確認し、型取り後に仮歯を装着。問題がなければ最終的な人工歯を製作・装着します。
定期メンテナンス
術後のインプラントを長く使っていただくために、専用器具によるクリーニングや噛み合わせの確認などを継続的に行います。
| 1回法 1本につき | 準備中 |
|---|---|
| 2回法 1本につき | 準備中 |
| CT等の画像診断料 | 準備中 |
インプラントはただ歯を補うだけでなく「しっかり噛める」という当たり前のことを取り戻す治療です。「本当にインプラントが必要か」から一緒に考え、確かな技術でしっかり支えます。
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